特級ウイスキー -100 PIPERSー

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お酒の美術館」という秀逸なお店で飲み、「なんじゃこりゃ」と実際声を出してしまうほど美味しかったあのウイスキー。

探し回って発見したものの、まとめ買いでないと手に入らなかったので仕方なくポチった結果ついてきたのがこちら。

100 PIPERS
「100 PIPERS」

アイラモルトばかり注目していた私は、恥ずかしながら見たことも聞いたこともないわけで、味の想像もできません。

しかし、ラベルの下の方をよく見ると、あるんですね、「特級」表記が。

となると、1989年以前のものということになりますね。古い。

特級の横に「T」とあるのは、「東京」の税関を意味しているようです。

そんなことはさておき、味見をしてみよう、と当時古酒に手を出し始めたばかりの私はストレートで一杯。

これはですね、、甘味がしっかりしているんですが、香りが広がらない感じで硬いんですよね・・

どうしたものか、ハイボール用にしよう。

そういえば、「サンボア」という聖地で氷なしのハイボールを出していると見聞きしたところであったので、早速冷蔵庫(中身は酒と炭酸のみ)に突っ込みました。

時は経ち、ロングオペでカラカラのヘロヘロになったある日、秘蔵の(というか忘れかけていた)100 PIPERS取り出し、コップへ投下、そこへ炭酸をイン!

100 PIPERS

旨い!

コクがしっかり、ハチミツ系の甘味が後を引く。

これはハイボール用に作られていたのかい?

いやまてよ、もしや、と思い(冷えた)ストレートで飲んでみると、

やはり美味しくなっているんですね。ナッツ、ハチミツ、黒糖そんな香りがしっかり、芯がある感じ。

冷蔵庫に放置していてごめんなさい、とまずはお詫び申し上げる。

最近気づいているのですが、新参者の古酒を「開栓してグラスへ注ぎ、飲む」までの一連の動作を5秒で済ませていることが、一口目の失敗につながっているような・・

今後は焦らず楽しもうと決心しました。

 

果報は寝て待て

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