スイスのアブサン①

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バーで「アブサン」という名を耳にしたけど、一体どんなお酒なんだろう。

アブサンを一口飲んでみたら、変わった味だけど割と気に入ったので珍しいアブサンも飲んでみたい。

そんな方にご紹介したいアブサンがあります。

近頃アブサン好きに火がついて色々調べてみると、様々な国・メーカーで作られていることがわかりました。

本日は「キュブラー 2017」をチョイス。

スイス産のアブサンです。
 

「KÜBLER」、Ü(Uのウムラウト)ですから、ウの口の形でイと発音するのが正確な発音でしょうか。

(ドイツ語会話で練習したな・・)

キュブラーといえば「ヌシャテル」がメジャーのようですが、こちらは2017年ヴィンテージです。

生産数990本なんだとか。

アルコール度数がヌシャテル53度に対して2017年は72度。消毒できそう。

「VERTE SUISSE」、直訳するとスイスグリーン。

商品説明にはスイスの妖精と書いてあります。

アブサンは「緑の妖精」とも呼ばれていることに由来しているのでしょうか。

私が教科書としている「アブサンの文化史」にも芸術家たちのエピソードと緑の妖精が紹介されていますので是非ご覧ください。

 

私がしばしば利用している武蔵屋さんによりますと、

主原料のニガヨモギはジュラ山脈の自社畑で有機栽培され、これに同地域の契約農家から調達した アニス、フェンネルなど6種類の薬草をブレンドし、約50%のグレーン・アルコールが入った蒸留器へ入れます。

約50度まで加熱・蒸留した後、蒸留釜の中に24時間静置し,エキス分を抽出、次に原料薬草を残したまま再蒸留すると約80度のアブサンが採取され、これに極限処理した地下水で所定アルコール度数に調整後、フィルターを通し、ボトリング。

ISO認定蒸留所全行程で、添加物、糖類等は完璧に排除された100% Pure Herbal Swiss Absintheの誕生です。

何だか凄そう…

さて、ストレートで。

柳色ですね。趣深い。

アブサン キュブラー

強烈なハーブの香りとニガヨモギの苦みがじんわり来ます。

72度だけあって、口の中がトロッと温かくなるような、このまま飲んでいいのか感もあります・・

水割りにしましょう。

アブサン キュブラー

白濁しますね。良いですよ。

ハーブそれぞれの香りがより引き立った感じがします。スパイシーでとても爽やか。

苦みもありますが強烈ではないです。

マンサン アブサンに比べると甘い香りは控えめです。

食後にゆっくり味わいたい逸品でございました。

 

 

ヌシャテルも飲み比べよう。

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