忙しい医師でもできる仮想通貨運用【Solana(ソラナ) 編 ①】
仮想通貨、持ってますか?
ビットコインのニュースが増えてきて気になっている方も多いはず。
一方で、
仮想通貨って怪しい!
と思っている方もまだまだいらっしゃいますよね。
余剰資金を運用しようと思っている方にとって、その一部を仮想通貨に投じてみるのはありだと思います。
さて、タイトルでいきなり仮想通貨の「運用」としております。
仮想通貨を購入した「その先」があるのです。
前回はバイナンススマートチェーン(Binance Smart Chain, BSC)というブロックチェーンでの運用をご紹介しました。
仮想通貨の運用、DeFi(Decentralized Finance)といわれる領域はホントに世界が広がってきていて、ベースとなるチェーンも様々なのです。
今回はSolana(ソラナ)というブロックチェーンで展開されている運用システムを利用しようと思います。
ブロックチェーンとしてはイーサリアムが有名でしょうか。
DApps(分散型アプリケーション、ブロックチェーン上でスマートコントラクトによって構築されたアプリケーション)の多くがイーサリアムで行われています。
しかし、高い手数料(ガス代)や処理の遅延などが問題になっていました。
そこで登場したSolanaというブロックチェーンはイーサリアムに比べてべらぼうに処理速度が速くて手数料が安いという特徴があります。
小難しい話をしましたが、Solanaは気持ちよく動くし手数料気にしなくていいから使っていてストレスが少ないですよ、思っていただければ十分です。
まずはSolanaへの道について。
- 海外の取引所(バイナンスやFTX)を開設
- 仮想通貨を送金して「SOL」を購入
- Solana用のウォレットを作り、SOL送る
- ウォレットとSolana上のサイトを接続して流動性提供
前回のDeFi入門でBSC(バイナンススマートチェーン)に慣れると、今回の作業は結構簡単に感じられるはず。
BSCではBNB(バイナンスコイン)が手数料支払いに使われていましたね。
今回紹介するSolanaではSOLが使われます。
また、SolanaではウォレットとしてMetaMaskが使えないので、他のウォレットを作る必要があります。
では早速みていきましょう。
海外の取引所(バイナンスやFTX)を開設
現時点(2021年11月)では、SOLを手に入れるためには海外の取引所が必要です。
以前はSOLを扱っているのがFTXという取引所だけでした。
今ではバイナンスでもSOLを扱っているので、既に開設している方は次のステップに行きましょう。
まだの方は以下、
Binanceの開設はこちらから。
FTXの開設はこちらから。
メールアドレスだけで簡単に開設できて、すぐに使い始められます。
日本の取引所で面倒な思いをされた方にとっては拍子抜けかもしれませんw
各取引所で扱っているコインが異なるので、とりあえず開設しておくのもありですね。
余談ですが、FTXが発行しているFTXトークン(FTT)が爆上がったりしていて注目です…
仮想通貨を送金して「SOL」を購入
バイナンスでの購入はDeFi入門で慣れたことと思います。
今回はFTXでの操作方法をみてみましょう。
まずは、ビットコイン(BTC)をFTXに送ります。
「Wallet」をクリックし、Bitcoin (BTC) のDEPOSITをチェック。
送り先を確認し、コピーしましょう。
日本の取引所からこのアドレスへBTCを送金すれば準備完了です。
ホーム画面上のserch marketで”SOL”と入力すると、SOLと交換できるコイン一覧が表示されます。
SOL/BTCをチェック。
あとはLimit order(指値)でPriceを設定してオーダーするか、Market order(成り行き)で買う量決めてオーダーしてSOLを手に入れます。
もちろんバイナンスでも同様にSOLを手に入れられます。
Solanaチェーン用のウォレットを作り、SOL送る
「Phantom」と「Sollet」を紹介しておきます。
私はSolletをメインで使っていますが、Phantomの方が良さそうという話を聞きますので、Phantom開設手順を見ていきます。
Phantom Walletのページで新規ウォレットの作成をクリック。
シークレットリカバリーフレーズ(絶対に他人に教えてはいけないし、なくしてもいけないし、詐欺サイトで入力してもいけない)をコピーして保存。
その後、「OK、保存しました」をクリック。
パスワードを入力して保存。
こんな便利な機能もある。
「続行」→「完了」。
早速ショートカットキーで立ち上げてみると、
出てきました。
では、SOLを送金しましょう。
まずはFTXのWalletを確認し、「Solana(SOL)」のWITHDRAWを選択。
Phantom walletの「Wallet 1」の部分をクリックするとPhantom walletのアドレスをコピーし、「SOL Address」に貼り付け。
SEND SNSでコード認証、パスワードを入力してWITHDRAW。
約1-2分でPhantom Walletへ送金されます。
きた。
送金ミスで資金を失う(セルフGOXのよくあるパターン)経験をすると、送金操作で結構緊張します…
これで準備完了です。
ウォレットとSolana上のサイトを接続して流動性提供
SolanaのDAppsを色々いじった結果、現時点ではRaydiumとOrcaが安定している印象です。
今回はRaydiumを紹介します。
Solanaの中では古参のDAppsだと思います。
こちらからRaydiumのサイトに入って「Launch app」をクリック。
右上のConnectをクリックしてPhantomまたはSollet webを選択。
パスワードを入力して接続。
あとは運用になります。
方法は2通りで、Farmsで対応している2種類のペアを作成して流動性提供するか、Stakingから「RAY」というコインを単体で預けるか。
RAYはBSCのPancakeSwapにおけるCAKEみたいなもんですね。
??という方は「医師のための仮想通貨運用:忙しい医師でもできる方法をピックアップ【DeFi入門編②】」をご参照ください。
まずはFarmsでファーミングする方法から。
気になるペアを決めましょう。
SOLが入っていると交換が一回で済むので「RAY-SOL」のLP(Liquidity Provider)トークンを一例に。
SOLとRAYをそれぞれ選択。
SOLは手数料としても使うのでここでのスワップは全SOLの半分以下にします。
そしてLiquidityでRAYとSOLの組み合わせにしてSupply。
これで、流動性を提供した報酬としてLP(Liquidity Provider)トークンが手に入ります。
FarmsでRAY-SOL LPを選択してStake LPすれば完了。
一般的にLPトークンのファーミングの方が年利(APR)が高いですね。
インパーマネントロスのリスクがある点を理解しておくことが大事です。(まあ大きく下がらなければいいんです。)
一方でStakingはシンプル。
RAYだけなので、持ち合わせのRAYをStakeするだけ。
年利は低めですね。
Raydiumの魅力は、新しいプロジェクト立ち上げのためのローンチパッドがあって、上場後に爆上げするチャンスがあることです。
「AcceleRaytor」のリストから面白そうなプロジェクトのコインを買う権利をゲットしましょう。
このとき、RAT単体Stakingの量によって抽選に応募するチャンスが変わってくるのです。
チャンスを増やすためにはある程度の量のRAYが必要になる仕組みです。
RaydiumはNFT取引所とリンクしているのもいいですね。
気になる方は「NFTs」から見てみましょう。
さて、運用開始できましたか?
最近のRaydiumは年利も落ち着いていて、RAY自体も値動きが小さいので、放置しておいても安心感があります。
Farmingを設定して放置するだけで年利50%、RAY単体でも10%以上あるので投資先として悪くはないかなと思います。
(かつての年利1000%超えへの懐かしさはある…)
Solanaというブロックチェーン自体が注目され始めている今、このタイミングで触っておいてみてはいかがでしょうか。
2022/8/4 追記:
2022/8/3 Solanaチェーンで資産流出が発生しています。
解決されるまではSolanaチェーンに触れないこと、既にSolanaチェーン用のウォレットを持っている方はBinanceなどの取引所まで資産を移動させることが安全と考えられます。
2022/8/5 追記:
Solanaにおける今回の事件はSlope mobile walletが原因とのことです。
本記事では紹介しておりませんが、使用されている方はご注意ください。
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