美味しいジンに出会いました

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苦学生だった頃は高いな、と悩みながらビーフィーターを購入し、適当なジュースを入れてカクテルっぽく楽しんでいましたが、ジンをそのまま飲もうという発想はなかったですね。

ツンとしたアルコールと(ビーフィーター)ジン特有の香りがあるだけだな、と恥ずかしながらジンの玄関まで来て中には入らなかったのです。

とりあえずボトルを置いているだけでオシャレだし、少しずつ飲めばコスパいいぞ、なんて発想でした。

カクテルはといえば、レイモンド・チャンドラーの「長いお別れ」に出てくる名台詞の影響でギムレットに手を出すようになりました。

(本を読んで初めてこのセリフの意味を理解し、今まで誤解していたことに気が付いた)

卒業も近づいてきたころ、ひょんなことから連れて行って頂いたバーで飲んだギムレットが最高に美味しく、ジンの奥深さに興味を持ち始めました。

ギムレットを搾りたてのマスカットジュースで割るなんて、今考えてもなかなか贅沢だよな・・

そういえばご招待してくださった麻酔科の先生、我々苦学生それなりに大多数だったのにポンとご馳走してくれてかっこよかったな。

麻酔科って儲かるのかな?私、科の選択を間違えたか?

いや、医者になって麻酔科で働いたときは、怖い先生に蹴りを入れられながら修行したもんだったな・・

同期は禿げたし、過去にはドロップキック受けて術野に吹っ飛ばされた先生もいたって噂だし・・

んー、でも外科でも強烈なご指導いただいたからな・・人生甘くないってことですな。

話が逸れましたが、ジンにもいろいろあることがわかってきたので物は試しにいくつか購入してみました。

そのうちの一つ、「モンキー 47 ドライ・ジン

MONKEY 47

ロックで頂いてみると、実に美味しい。

ジンの香りとして特徴的なシュッとしたジュニパーベリーの風味に加え、柑橘系の華やかで甘い香りが広がり、後にスパイシー、僅かに苦み。

カクテルにするよりこのままの方が個性感じやすくていいのでは、と目が覚めるお味でした。

ジンって奥が深い。

既に一本空けてしまった「NAPUE(ナプエ)」も香りの幅が広くて気に入っていましたが、こちらのモンキーと比べると柔らかくのっぺりした舌ざわりでしたね。

最近はクラフトジンなんかも出てきているようなのでチェックしてみよう。

 

そういえば、こういうジンはどんな食べ物に合うのかしらん。

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